フェニックスバレー南三陸
農業&産業再生観光誘致プロジェクト協議会

被災地南三陸町では、観光客などの域外からの顧客購買消費等による外貨獲得が、復興や雇用の創出等の観点から非常に重要であるとの観点から、今ある農山漁村資源を活用した 地域ブランドの再発見再確認や復興支援で新しく流入した地域のブランドの活用を推進し、域外からの顧客呼び込み並びに呼び込んだ顧客への消費購買意欲増進を目的として、この協議会は活動を始めました。このような観点から、地域ブランドの再発見再確認や復興支援によって新しくもたらされ た地域ブラントの活用策を検討し、さらに、如何にして、アピールする顧客を呼び込むかという誘客戦略について、新生「おさかな通り」は、新しい情報発信を提案いたします。

南三陸町志津川地区は、歴史的に西の明石、東の志津川と言われるほどタコ(以前はミズ ダコ漁が盛んでしたが、現在はマダコ)の産地として知られており、また、タコと並んで わかめの養殖が盛んな町でした。2011年の震災でいずれも壊滅的な打撃をうけましたが、わかめに関しては、2012年にはすでに震災前とはいかないまでも、もう出荷を済ませるほど復興に努力しています。また、ウニやカニ、イクラも新鮮でおいしいものがとれ、地域 のブランドとしても、それらの海産物を素材にした商店展開がメインとなっています。

 

主な地域ブランド

☆「南三陸きらきら丼」(夏はウニ、冬はイクラ、秋はサンマカツオがメインの丼でいずれ も光ってきらきらするから、これからみんな輝きたいという意味も込めて)
☆春つげ野菜(JA 南三陸のブランド)を使った「春告げ丼」
☆「しっかり朝ごはん」シリーズお惣菜4種類(スーパーヤマウチのオリジナル)
☆「タコプリン」菓房山清オリジナルの海産物を使ったキッシュ
☆「島めぐりクッキー」パン工房雄新堂のオリジナル
☆『真鶴のとろーり、するーり、限定生原酒』佐町商店オリジナル
☆「リアスの秘伝」(南三陸及善かまぼこ)

 

主な構成員とその役割(一部予定):平成24年8月20日現在

1.地元商店街等とりまとめ役:及川善祐(及善蒲鉾店 (株)及善商店代表取締役、仮設 商店街「さんさん商店街」会長、南三陸観光協会副理事、一般社団法人南三陸福興まちづくり機構理事)
2.協議会事務局&地元農家との連絡窓口:阿部武敏(食事処たけや、麺類飲食店組合志 津川支部長)
3.海産物ブランド掘り起し担当:佐々木憲雄(宮城県漁業協同組合志津川支所運営委員長、一般社団法人南三陸福興まちづくり機構理事)伊澤仁寿(同購買販売課係長)
4.地元製品ブランド発掘開発担当:阿部雄一(パン工房(有)雄新堂代表取締役)佐藤知子(酒食品販売(株)佐長商店専務取締役)
5.協議会事務局長&企画運営全般担当&農業ボランティアツアー企画担当:池田立一 ((株)ふるさとの森代表取締役、商業活性化アドバイザー)
6.首都圏からのツアー企画催行実施:櫻井 重(旅行会社(株)日本之窓国際旅行代表取 締役社長)

 

「フェニックスバレー」南三陸 農業&産業再生観光誘致プロジェクト
ふつう誰でも田んぼが津波被害にあってしまうと、だれでも 「もうだめだ」「なにもつくれない」「やるだけ無駄だ」・・・と思います。だけど、それを逆手にとって、仮にもしかここで作物が作れたら、緑の田んぼが戻ってきたらそれ はすごいんじゃないって思うことから始まりました。

同じ緑の田んぼを再生するなら・・ ボランティアさんに体験してもらい、復興へ貢献できた実感を持って帰ってもらおう! 被災地見学をしてもらい、復興を目指す商店街でお買い物をしてもらい、支援してもらおう! ・・・・・を狙い、農地再生観光誘致プロジェクトを考えました。

そして、そして、作物は、塩害に強く、いろいろな利用法が考えられるソルガムを選びました。 予想通り、ソルガムは、面積は少なくなりましたが、去年(2012年)立派に育ちました。

sorghum01
sorghum02
このソルガムという作物は、

1. タカキビという雑穀が取れます。
2. サイレージ(乳酸発酵)させれば、飼料になります。
3. 茎を絞って、しぼり汁は糖度が高いシロップとして、お菓子や焼酎などいろんな用途が考えられます。(搾りかすも飼料になります。)

ということで、

1. お店で雑穀を売ってもらう!・・地元のお店
2. 牛や馬のエサとして使ってもらう!・・地元の畜産農家
3. お菓子の原料や焼酎の原料にしよう!・・地元のパンやさんお菓子屋さん、お酒屋さん などなど地元の方々とつながって事業をできる可能性を考えています。

だから・・・「農業&産業再生観光誘致プロジェクト」なんです! 不死鳥のようによみがえるこの地、「フェニックスバレー南三陸」で是非実現したいと思っています。